“サンクゼールの丘”を訪ねて 飯綱町と共創する『豊かな田舎』 vol.8 【サンクゼール様】
2026.02.03
わたしの信州推しグルメ

“サンクゼールの丘”を訪ねて 飯綱町と共創する『豊かな田舎』 vol.8 【サンクゼール様】

こんにちは。サンプロ広報のヤマダです。

長野市街地から車を少し走らせると、ふと空気が変わる場所があります。 なだらかな丘陵に広がり、太陽の光が包み込む畑の風景と、ヨーロッパを思わせるレンガ造りの建物。まるでフランスの田舎町に迷い込んだようなこの場所は、長野県飯綱町にある「サンクゼールの丘」です。

今回、この信州・飯綱町で、「愛と喜びのある食卓をいつまでも」という理念を掲げる【株式会社サンクゼール】さんにお話を伺いました。
サンクゼールさんが大切にしているのは、「田舎の豊かさ、心地よさ」を意味する「country comfort」という世界観。創業夫妻である久世良三会長とまゆみさんがフランスで目の当たりにした、心豊かなライフスタイルが原点となっています。今や「久世福商店」として広く知られる同社ですが、創業のきっかけは妻のまゆみさんが作るやさしい味わいのりんごジャムです。この丘で育まれる豊かな食卓の秘密と、地域に根差したサンクゼールさんのさらなる挑戦、サンクゼールで働く方の推しグルメまでたっぷりお伝えいたします!


■訪れた場所
サンクゼールの丘
📍〒389-1201 長野県上水内郡飯綱町芋川1260

【今回お話を伺った素敵な信州人】

サンクゼール事業室 室長
田中 美紀 様
ワイナリーで働くという夢と情熱を胸に東京から長野へUターンされ、社歴20年。「サンクゼールの丘」を中心にブランド全体と事業の特徴でもあるワイナリーを担う。
推しグルメ:毎日食べる野菜ソース・いぶりがっこタルタル・サラミチーズスティック

 

サンクゼールの丘の魅力に惹きつけられて

サンクゼールのコーポレートスローガンである「愛と喜びのある食卓をいつまでも」。その原点は創業夫妻が斑尾高原で営んでいたペンションでの出来事に遡ります。すべての始まりは、妻のまゆみさんが新鮮なリンゴと少しの砂糖で作ったジャム。その優しい味わいが評判となり、やがてお客様から「作っている現場を見てみたい」という声が寄せられるようになります。その期待に応える場所として飯綱町に創設されたのが、この「サンクゼールの丘」なのです。

創業夫妻が新婚旅行先のフランス、ノルマンディーやブルゴーニュ地方で目にした美しい田舎の風景と人生をおおらかに楽しむ人々の姿に感動したことをきっかけに、ブランドコンセプトcountry comfort」:田舎の豊かさ、心地よさ が生まれました。

ヤマダ
ヤマダ
初めてサンクゼールの丘を訪れたのですが、飯綱町も、この丘も本当に素敵な場所ですね!
私も長野の生まれ育ちですが、「本当の田舎の心地よさってここにあったんだ!」と嬉しい驚きでした。
その心地よさは決して『サンクゼールの丘』の中だけのものではなく、飯綱町全体に「country comfort」の穏やかな空気が流れているのを感じます。シードルを造っている方や、飲食店を営む方、コーヒー屋さんといった、同じような思いを持った方たちがこの町に自然と集まってくるようです。
田中さん
田中さん

■サンクゼールが生み出す「空気感」に導かれ入社されたのが、今回お話を伺った田中さんです。「いつかワイナリーで働きたい」という夢を抱き、海外でワイン作りを学ばれた田中さん。日本では商業的なワイナリーが多い中、サンクゼールだけは「ビジネスライクではない温かな雰囲気」を纏っていたといいます。
当時、求人募集は出ていませんでしたが、田中さんはその直感を信じ、ホームページの問い合わせフォームから「働きたい」という熱いメッセージを送られたそうです。その想いが目に留まり、創業者である良三会長と対面。そこで語られたのは、単なる事業計画ではなく、「食卓の幸せ」や「そこに暮らす人々の豊かな暮らし」を何より大切にする、情熱に満ちた物語でした。

ヤマダ
ヤマダ
サンクゼールが大切にしている想いやこだわりに共感した人々が集まり、サンクゼールの丘が存在しているのですね。

 

製造から販売まで自分たちの手で。受け継がれていく情熱

サンクゼールの揺るぎないスタイルとなっているのが、自分たちの手で製造から販売までをコントロールするSPA(製造小売)という形態です。これは会長夫妻がアメリカのナパ・ヴァレーのワイナリーから学び、落とし込まれました。

ヤマダ
ヤマダ
私たちを迎え入れてくれたエントランスにはぶどう畑がありました。

サンクゼールでは飯綱の環境を活かし、品種や目的に応じて畑を使い分けながらぶどうを作っています。3つの畑に分かれていて、面積を合わせると10ヘクタールにもなります。
サンクゼールの丘から少し北に位置する広大な畑には30年の古木もありますよ。長野県のワイナリーの中ではかなり歴史がある木なんです。
田中さん
田中さん
ヤマダ
ヤマダ
大切に受け継がれてきたのですね。次世代へつなげていくためにはどのような取り組みをされているのでしょうか。
昔からの古木も大切にしながら、改良を重ねていくことも必要です。ワイナリーには“栽培チーム”があり、日々研究を進めながらぶどうを育てています。さらに、社内研修の一環として、自社畑での収穫体験を行っています。「この地でぶどうから作ること」の意義や想いを理解することがサンクゼール独自の文化を作っていくことに繋がっていくと思います。
田中さん
田中さん

 

サンクゼールが大切にする価値観

サンクゼールでは創業当初から「暮らし」や「そこに暮らす人々」を非常に大切にしているそうです。サンクゼールの丘はその想いによって守られており、それを受け継いでいく使命があると田中さんは語ります。

ヤマダ
ヤマダ
友人に送るギフトを選びに店舗へお買い物に行った際、スタッフの方がとてもあたたかく対応してくださり、楽しくギフトを選ぶことができた経験があります。サンクゼールのみなさんが働くうえで大切にしていることを教えてください。
 

■サンクゼールが大切にする価値観
Ⅰ.誠実であること。
Ⅱ.黄金律を大切にすること。(相手を尊重し差別をしない広い心で、自分にしてもらいたいことをまず相手にする心を大切にする。)
Ⅲ.素直さと謙虚さをもって成⻑し続けること。
Ⅳ.互いに感謝の気持ちを持って、チームワークを重視すること
Ⅴ.創意工夫を重ね、常に世界一を目指し、絶えず新たな挑戦を行っていること。
サンクゼールの大切にする価値観として、5つのことを掲げています。
私も働く中で相手の気持ちを尊重し、自分がどんなに忙しくてもまわりのみんなを優先する姿勢が身に付きました。特にワイナリーなど現場にいると、そういった誠実さが求められるのです。
田中さん
田中さん

サンクゼールの丘のエントランスを過ぎると、ショップ“サンクゼールワイナリー”と“久世福商店本店”があります。生産者が自ら育て、作り、そのこだわりをお客様へ直接届ける。すべての過程に誠実に向き合う一貫した情熱が、サンクゼールの魅力なのです。

 

飯綱町と共創するあたらしい価値
ヤマダ
ヤマダ
この場所にいると、サンクゼールさんと飯綱町が境目なく、ひとつの大きなコミュニティのように感じられます。 実際、町全体を巻き込んだ取り組みも多いとお聞きしましたが、どのような活動があるのでしょうか。
創業者の良三さんは地域との繋がりもとても大切にしてきました。飯綱町の特産品にりんごやお米があるのですが、かつてはそこまで有名ではありませんでした。飯綱町の特産を全国に広め、農家さんの暮らしも豊かにしたいという思いが反映された商品が100%飯綱町産のりんごを使った発泡酒“シードル”です。
田中さん
田中さん
ヤマダ
ヤマダ
農家の方々の暮らしまで見据えた、温かな想いから生まれた商品なのですね。
まさに町全体でシードルを作っているという感覚です!
田中さん
田中さん
ピンポン玉ほどの小さな高坂りんごから生まれるシードルは、独特の苦みがアクセントになり、深い味わいを生み出す。
【高坂りんごとは???】
飯綱町の天然記念物でもある希少な和りんご。明治時代に西洋リンゴが普及する以前から伝わる和リンゴは、一時は絶滅の危機に。

ヤマダ
ヤマダ
貴重な特産物を、サンクゼールさんのノウハウで新しい価値に変えているのですね!
地域の方と手を取り合いながら進んでいくのがサンクゼール流です。
なにかイベントを開催するとなれば、町の人々にも声をかけ、一緒にイベントを盛り上げてもらっています。
田中さん
田中さん

▼自然をダイレクトに感じることができるイベントはこちら

いいづなシードルガーデン(2025):飯綱町の事業者と協力し、春の訪れとともに開催される飯綱のシードルを楽しむイベント
収穫祭(2025):秋の実りに感謝をする、1年で最も活気あふれるイベント

 

ヤマダ
ヤマダ
サンクゼールの丘にはチャペルもあるとお聞きしました✨
そうなんです。かつて社内にあった建築部門と社員たちで自ら教会を造りました。
壁を塗った記憶がかすかにあります(笑)
田中さん
田中さん

ヤマダ
ヤマダ
チャペルまで手づくりとは驚きです!
「自分たちでできることは自分たちでやる」という創業当初からの精神が反映されています。マニュアルに沿った形式的な結婚式ではなく、この場所の空気感やぬくもりを最大限に活かした祝福に力を入れています。
田中さん
田中さん
ヤマダ
ヤマダ
こんなにも美しくあたたかな場所での結婚式・・・とても憧れます✨
サンクゼールの丘では、毎年冬の恒例行事として、飯綱町と協力し『出会いの場』を提供しています。地元の独身男性の皆様に素敵な『恵み』をお届けしたいという想いから、この地域活性化イベントを大切に続けてきました。この場所で出会ったカップルが、丘の上のチャペルで愛を誓い、そのまま飯綱町に根を下ろして暮らしていく。そんな幸せの連鎖が生まれる場所でありたいと願っています。
田中さん
田中さん
ご予約受付中!https://www.stcousair.co.jp/news/34016
2/15・3/15 ワインdeご縁~美味しい時間と素敵な出逢い~

 

 

挑戦を繰り返すサンクゼール

サンクゼールさんが大切にする価値観の一つに「挑戦し続けること」があります。これまで、カレー屋さん、海鮮レストラン、さらには化粧品事業などジャンルを問わずにアグレッシブに挑戦してきたそうです。その中でも特に大きなイノベーションだという「久世福商店」についてもお話いただきました。

一番のイノベーションというとやはり和食ブランド「久世福商店」の誕生です。既存ブランドの出店が伸び悩んでいた時期に、創業者のひらめきから構想が始まり、わずか1年というスピードで2013年に1号店をオープンしました。現在では約1,000種類もの商品を扱う主力事業です。
田中さん
田中さん
ヤマダ
ヤマダ
1,000種類も!?確かに店舗へ行くと数多くの商品に心が躍ります。商品開発にはどのようなこだわりがあるのでしょうか?
バイヤーが全国各地へ足を運び、生産者と直接対話を通じて生産者の「こだわり」や「想い」を理解した上で商品化を進めるプロセスを徹底しています。
田中さん
田中さん

 

■“全国の地元”の食材を商品化している久世福商店。食材のおいしさが引き立つ逸品に感動した経験がある方も多いと思います。

ヤマダ
ヤマダ
ちなみに、私の久世福商店推しグルメは【野菜だし仕立て 淡路島たまねぎのこくうまスープ】です!

出会いは引っ越し祝いに先輩からいただいたことでした。 新生活が始まったばかりで、なかなか自炊ができなかった時期。このスープのトロッと濃厚な味わいが、心と体にじ~んと沁み渡ったのを覚えています。それ以来すっかりファンになり、今では家にストックを欠かしません!自分がもらって嬉しかった経験があるからこそ、誰かにギフトを贈るときは、真っ先に久世福商店の商品が頭に浮かびます。

■さらに日本食のすばらしさを世界へ広げるべく、2017年にはアメリカを中心に久世福の海外版ブランド「KUZE FUKU&SONS」が誕生しました。

ヤマダ
ヤマダ
文化の異なる世界の人々へ和食の素晴らしさを届けるためには工夫も必要そうですね。
そうなんです。やはり日本の味をそのまま持ち込むのではなく、現地の食文化や味覚に合わせて商品をアレンジしています。現地採用のスタッフの皆さんに試食をしてもらうなど、ローカライズされた和食になるように工夫をしています。
田中さん
田中さん

久世福商店の卸売り向けエノキ茸の旨味ソース漬け

 

 

世界遺産を目指して
ヤマダ
ヤマダ
たくさんの挑戦を繰り返してこられたサンクゼールさんの今後のビジョンについてお聞かせください!
まずはこのサンクゼールの丘を変わらず守っていきます。そして世界遺産にすることが目標です!
サンクゼールが掲げる「ビジョン2035」では、10年後を見据えて飯綱町全体の活性化を牽引するパイプ役となることも掲げています。
田中さん
田中さん
ヤマダ
ヤマダ
世界遺産!-かつてフランスで受けた感動をもとにつくられたこの地が、世界のどこかでロールモデルとなっていく-、そういった意味でも、未来へ引き継いでいくべきかけがえのない宝物ですね。

フランスで見た豊かな暮らしを日本で再現したい―。その一途な想いは今や、飯綱町全体、そして全国、世界へ広がっています。サンクゼールが生み出す“愛と喜びのある食卓”その根底にあるのは、常に「誠実であること」というシンプルであり、なにより大切な約束でした。
作り手のこだわりに思い巡らせながら選ぶ楽しみは特別なものです。ぜひみなさんも、サンクゼールの丘にて、「推しグルメ」を見つけてみてくださいね。


【編集後記】
田中さんの推しグルメをいただいてみました!


-毎日食べる 野菜ソース-
ゴロゴロ野菜がたっぷり入った野菜ソース。ハンバーグにかけて食べるのがおすすめだそうです!
私はチキンソテーに合わせていただきました♪かけただけなのに、野菜とお肉どっちも主役なメイン料理に。ソースというよりほぼ野菜!シャキシャキ食感も楽しく大満足の逸品です✨

 


-燻しの香り引き立つ いぶりがっこタルタル-
ほかほかのお米の上に乗せても美味しいそうです!
ポリポリした食感といぶりがっこのスモーキーな旨味がタルタルソースにまとめられていて絶品です✨ポテトサラダを作る際にマヨネーズと置き換えてみたのですが、和風ポテサラになりこれまた癖になる!
そのまま食べても美味しく、アレンジしても楽しい、そんな商品がたくさんありました♪

公式オンラインショップはこちら!
「サンクゼールの丘」に佇むショップ本店は、まさにブランドの世界観が凝縮された場所。 サンクゼールや久世福商店の定番アイテムはもちろん、隣接したワイナリーで作られたワインの試飲を楽しめるのも本店ならではの魅力です✨ショップ限定商品も充実しており、お土産選びにも最適。 美しい景色とともに、本店だけの特別な体験をぜひ楽しんでみてください♪

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