北八ヶ岳の黒百合平の山小屋。天狗岳登山や八ヶ岳縦走にアクセスしやすく、高山植物や動物たちとの出会いも◎
photo : 黒百合ヒュッテ入口
当たり前のようで 当たり前ではない
長野で暮らすからかなうこと
季節の移ろいを 間近に感じられる
山と自然と 隣り合わせの暮らし
週の中ごろ 雨だと思っていた
週末の天気が ふと晴れに変わった
週末は お天気を味方につけて
季節の贈り物を探しに 山へ出掛けてみようじゃないか
のんびりなのに 大忙しのへんてこな日々の
はじまり はじまり
黒百合ヒュッテ散策DATA
難易度 ★★★★☆ 歩行時間 5時間半 歩行距離 11km 標高差 616m ベストシーズン 高山植物が観察できる7月上旬〜8月中旬、紅葉時期の9月下旬〜10月中旬、冬季は経験者との入門におすすめ
※入山の際は必ず冬の山を熟知した、経験者の方と同行ください。見られる植物 ウルップソウ・ミヤマクロユリ・コケモモ・バイケイソウ・ツガザクラ・イワカガミ・ゴゼンタチバナ・シャクナゲ など
登山当日スケジュール
AM9:00 登山口
この登山口はルートがたくさんある。渋御殿湯の奥の橋を渡るとある道標を、黒百合平方面へ進もう。天気が良くても、入山は経験者の同行が必須。軽い気持ちでの入山は厳禁だ。
AM10:30 八方台分岐
まずは、つづら折りの登山道をぐんぐん登り八方台分岐を目指す。夏は深い緑の苔が美しい場所だ。高見石分岐は黒百合平方面へ右折。傾斜が緩やかになる。登山口から約60分、道が平坦になれば、八方台分岐だ。
AM11:30 黒百合平へ
八方台分岐から東へ、緩やかな登りを黒百合平方面へ。30分程歩くと唐沢鉱泉分岐へ到着。さらに東へ進む。深い針葉樹林に雪が着き、雪山の厳しさを忘れてしまうほど、メルヘンチックな雰囲気につつまれる。木道を踏めばもう一踏ん張りで黒百合平だ。
AM12:30 黒百合ヒュッテ
針葉樹の森を抜けて空が開く、青空が広がれば、黒百合ヒュッテはもうすぐそこだ。パチパチと心地よい音で燃えるストーブと、いつでもニコニコの笑顔で迎えてくれる小屋番さんに、心と体がほっこりとあたたまる。
PM1:00 山小屋のおやつ
小屋の扉の先には、こだわりの小屋グッズが並ぶ。カフェメニューも山の中だとは思えないほど充実しており、女性のファンが多いことが納得できる。1日でも十分な行程だが、たまにはゆっくりと。この日は黒百合ヒュッテへ宿泊。
翌日AM12:00 小屋を巡り下山
翌日、中山を経て高見石小屋へ。名物揚げパンをおやつに一休みし、渋の湯へ下山。魅力的な山小屋が多い北八ヶ岳は、登頂を目指す山行だけでなく、山小屋めぐりも楽しめる。
□ 渋御殿湯 登山者用駐車場
受付時間:6:00〜15:00(受付後駐車)
塩尻ICより R151→R191→渋御殿湯駐車場(全約23km・約40分)□ 立ち寄り湯 渋御殿湯
住 所:長野県茅野市北山5520番地3
受付時間:10:00〜14:30□ 立ち寄り湯 渋・辰野館
住 所:長野県茅野市豊平奥蓼科温泉
受付時間:10:00〜15:00 ※退館 16:00