Maintenance住まいのお手入れとメンテナンス

住宅の害獣・害虫被害対策と保証について

【重要】害獣・害虫被害は保証対象外となります


害獣や害虫による被害およびそれに起因する損害は、当社の住宅保証および瑕疵担保責任保険の対象外となります。

これらは建物の構造不良ではなく、外部環境や生活環境に起因することが主な理由です。
ご理解いただけますようお願い申し上げます。
お客様ご自身での日頃の点検や予防策が、ご自宅を害獣・害虫被害から守るために非常に重要となります。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

害獣・害虫被害はなぜ起きる?


大切なご自宅が、害獣や害虫によって思わぬ被害を受けることがあります。
多くは、住宅のわずかな隙間や換気口などから侵入されるケースです。
近くにエサがある、巣作りに適した環境がある、といった条件がそろうと被害は広がりやすくなります。

【被害の例】

害獣(コウモリ、ネズミ、イタチ、ハクビシン など)

害虫(シロアリ、ゴキブリ、ハチ など)

ご自宅でできる害獣・害虫被害の予防と対策


専門業者に依頼する前に、ご自宅でできる対策もあります。

1. 侵入経路の確認と封鎖


2. エサとなるものの管理


3. 住環境の整備


特に多いご相談:小さな蟻、コウモリ、蜂の被害と対策


「小さな蟻」「コウモリ」「蜂」について、具体的な被害事例とご自身でできる対策をご紹介します。

1. 小さな蟻(イエヒメアリ、ルリアリ など)

【被害事例】
「建物内に体長2mmくらいの小さな蟻がぞろぞろと歩いているのを見つけた」「食品に群がっていた」「子供がアレルギー体質なので心配」といったご相談が多く寄せられます。
家の中に侵入する小さな蟻の多くは、特定の場所に巣を作るのではなく、エサを求めて家中をあちこち移動します。

【ご自宅でできる対策】
侵入経路の特定と封鎖
 窓のサッシの隙間、エアコンのドレン管、換気口などを確認し、隙間があればテープ等で塞ぐか、アフターサービス担当まで一度ご相談ください。
エサの管理徹底
 食品は密閉容器に入れ、食べこぼしはすぐに片付けましょう。とくに甘いものや油ものは蟻が寄りやすいので要注意です。
蟻の忌避剤・殺虫剤の活用
 市販のベイト剤(毒エサ)を蟻の通り道や発生源近く、建物を囲うように設置すると効果的です。
 直接スプレー型の殺虫剤は即効性はありますが持続性が低く、根絶までは難しいことが多いためご注意ください。

【被害状況の写真例】


2. コウモリ(アブラコウモリ など)

【被害事例】
 「夕方になると家の周りをコウモリが飛び回っている」「屋根裏からバタバタと音がする」「換気口や外壁の周りに黒いフンが落ちている」といったご相談が目立ちます。コウモリは軒下などをねぐらにすることが多く、フンによる建物の汚染や、ダニなどの二次被害を引き起こすことがあります。

【ご自宅でできる対策】
 ・侵入経路の特定と封鎖が有効的です。コウモリは1〜2cmのわずかな隙間から侵入できます。
 ・忌避剤の設置は、簡単に行うことができます(超音波発生器や忌避スプレー、固形タイプなど)。
 ただし、効果は限定的な場合もあります。

【被害状況の写真例】


3. 蜂(アシナガバチ、スズメバチ など)

【被害事例】
 「庭木に蜂の巣ができているのを見つけた」「軒下に大きな蜂の巣がぶら下がっている」「洗濯物を取り込もうとしたら刺されそうになった」「換気フードに入っている」など、特に夏場に多くご相談をいただきます。
 蜂の巣を放置すると、刺されるリスクが非常に高まります。特にスズメバチは攻撃性が高く、命にかかわる被害に発展することもありますので早期撤去が必要です。

【ご自宅でできる対策】
巣の早期発見と撤去
 小さな初期の巣であれば、市販の蜂駆除スプレーを使ってご自身で駆除できる場合があります(必ず防護服を着用し、夜間や早朝の活動が鈍い時間帯に実施)。
専門業者への依頼
 スズメバチの巣や、大きくなった巣、高所の巣の駆除は非常に危険です。無理をせず、必ず専門の駆除業者に依頼してください。
蜂を寄せ付けない環境づくり
 庭には甘い香りのするものを置かず、熟した果実は放置しないなど、蜂を引き寄せるものは遠ざけましょう。


専門業者への相談もご検討ください


ご自身での対策が難しい場合や、すでに被害が発生している場合は、無理せず専門の駆除業者にご相談ください。
早期発見・早期対策が、被害の拡大を防ぐ最も効果的な方法です。
もしご依頼先がわからない、どこに頼んだらいいのかわからない等ご心配ごとがございましたら、事例によっては業者様をご紹介することも可能ですのでお気軽にお問合せください。

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