

こんにちは。
サンプロ広報の小淵です。
皆さんはクラフトビール、飲みますか?
市販で多く売られているビールは所謂『ラガービール』という種類になります。
私は20歳になって初めてビールを口にした時、大人が美味しそうに飲む姿とは裏腹に、「想像より苦い!!」と衝撃を受けたのを覚えています。同じような経験をした方も多いのではないでしょうか。大人になるにつれ、その苦味が美味しく感じられるようになりましたが、一方で「ビールの苦味はやっぱり苦手」という方もいらっしゃると思います。
そんな方にこそ飲んでいただきたいのが『クラフトビール』! 豊かな香りや多様な味わいを体験できる飲み物です。
そして、ぜひ信州の手土産に購入いただきたいのがヤッホーブルーイングさんのクラフトビール。サンプロ2026年推しグルメカレンダーの3月特集「手土産セレクション」に掲載させていただきました!全国で売られている美味しいクラフトビールから、長野限定で購入できる缶ビールまで種類が豊富なのが魅力的です。

今回は、そんな日本のクラフトビール文化を切り開き、牽引し続けてきた株式会社ヤッホーブルーイングさんに取材に伺いました。全国的にその名を知られる有名企業ですが、実は長野県軽井沢町に本社を構える、我らが信州の企業なのです!
「ビールに味を!人生に幸せを!」という熱いミッションを掲げ、自らをビールの製造メーカーではなく「ビールを中心としたエンターテインメント事業者」と定義する同社。
ビールへの深い愛はもちろん、役職に関わらずニックネームで呼び合うフラットな社内文化や、常に先を見据えた驚きの今後の展望まで、たっぷりとお話を伺いました。 ぜひ最後までお付き合いください!
【今回お話を伺った素敵な信州人】

ヤッホーブルーイング よなよな丸操舵室(社長室)社長アシスタント
めんぴん※
※ヤッホーブルーイングでは、役職や年齢に関係なく、全員をニックネームで呼び合う独自の文化があります!なんと「さん」付けすらしないのがルール。今回はその文化をリスペクトして、私も「めんぴん」と呼ばせていただきます!
野球と麻雀をこよなく愛するめんぴん。ニックネームの由来は、麻雀の役の一つである「門前清平和(メンゼンチンピンフ)」、通称「メンピン」から取ったのだそうです。
そんなめんぴんの「推しビール」は、こちらの2つ!

• 軽井沢ビール クラフトザウルス ペールエール(地元の文化を守り、ビール氷河期を打ち破る象徴!)マンモス・・?ではありません。クラフトザウルスです🔥
• 有頂天エイリアンズ(コンビニで買える常識破りの濁ったビール、Hazy IPA!)一度見たら忘れないデザイン
どちらも気になるパッケージとネーミングですが、製品に込められた深いこだわりについては、また後ほど詳しくご紹介します。
気になるパッケージととネーミングですが、製品紹介は、、、これまた後ほど。
夏季限定で「大人の醸造所見学ツアー」も実施されているそうです。大人気なので気になる方はお早めに予約しましょう~~~!
2025年の予約ページはこちらから
私も工場見学させていただきました。工程によって部屋の温度や匂いが変化し、ビールがさらに美味しくなりそうな学び&体験ができました!
ヤッホーブルーイングさんは、今から28年前の1997年に軽井沢で創業しました。創業者は、長野県が誇るリゾート運営会社「星野リゾート」の星野代表。創業のきっかけは、星野代表が海外を視察・留学していた際、ふと立ち寄ったパブでのクラフトビールとの出会いにありました。
当時の日本で「ビール」といえば、大手メーカーが作る黄金色の「ラガービール」が主流でした。ビールと言えばキリッとした冷たさと喉越しを楽しむのが一般的で、それ以外の選択肢はほとんどありませんでした。
しかし、星野代表が海外で出会ったクラフトビールからは、日本では体験したことのない華やかな香りや深いコクが立ち上っていました。こんなに多様で面白いビールがあるのか!と感動した星野代表。日本でクラフトビールを作ることを決断しました。
ビールの味わいの幅が限られていた日本で、画一的な味ではない味わいのビールを作り、ビールを通してささやかな幸せを届けることを目標としました。そんな想いを込めて、「ビールに味を!人生に幸せを!」というミッションを掲げています。
日本ではかつて、大規模な製造量がないとビール製造の免許が出せないという酒税法の制約がありましたが、法改正によって小規模な設備でも作れるように法律が改正されました。ヤッホーブルーイングさんが創業したのは、ちょうどその頃。それに伴い、日本中でも「地ビール」と呼ばれるクラフトビールがブームになりました。
ヤッホーブルーイングさんでは創業時にクラフトビールを開発する際、ブルワー(醸造士)が海外に研修に行き、味や作り方を学んできました。ヤッホーブルーイングが目指したのは、単なる喉越し以外の体験、コクや香りが重視されたエールビールの世界。
こうして「よなよなエール」は誕生します。柑橘系の華やかな香りが漂い、蜜っぽい、または黄金っぽい深みのある色を持つ、食事にも合わせやすいビールでした。創業初期は、地ビールブームの後押しもあって、飛ぶように売れました。
苦しい時期を乗り越え、ヤッホーブルーイングがV字回復を果たすための「最後の⼀手」として選んだのが、楽天市場を通じた通信販売でした。創業当時からネットショップ自体は開設されていたものの、当時はほとんど活用されていませんでした。しかし、このECチャネルをもう一度本格的に立ち上げ直すことを決断したのです。
通信販売の最大の利点は、全国どこにいても製品を買えることに加え、お客さんの声を直接聞けることでした。店舗販売では得られにくい、生活者からの熱狂的な声や、時には取り組みに対するリアルなフィードバックなどが、全国に存在する熱心なファンから直接届くようになりました!
例えば、最近メールマガジンで配信されたというこちらの企画↓↓
ビールを梱包する段ボールを使って、手作りの財布やコインケース・お守りを作る企画を打ち出し、メルマガで配信。欲しいファンを募ったところ、予想を大きく超え1週間で80名の方から応募が集まったそうです!企画の面白さもさることながら、ファンの熱量も凄い!
こうした地道な取り組みを通じて、「ヤッホーブルーイングって面白い!」と感じてくれるファンが徐々に増えていきました。ファンとの強いつながりを競争力とするという独自の戦略を確立し、売上はV字回復。現在の成功へとつながったのです。
V字回復を果たし、通信販売を通じて熱狂的なファンとの強いつながりを確立したヤッホーブルーイングさんですが、実は社内文化もかなりユニークです。
この文化は始まったのは2008年から。組織に課題が生じた途中で、役職や年齢に関係なく、全員がニックネームで呼び合う文化が導入されました。これは、上司部下の関係において生じがちな「役職を意識することで上下を意識し、言いたいことが言えなくなる」といった課題をなくし、どんな時でもフラットな議論ができるようにするための施策だそうです。
もちろん、社長も例外ではないそうで、社長のニックネーム「てんちょ」として、スタッフの皆さんとフランクに会話をしているそうです!スゴイ!
そして、このフラットな組織構造を最大限に活かしているのが、極めて自由な「プロジェクト文化」です。
スタッフは部署(ユニット)の仕事とは別に、興味を持ったことがあれば、周りのスタッフに声をかけて、自由にプロジェクトを立ち上げることができます。なんと、費用がかからなければ、プロジェクトを始めるための稟議や決裁はほとんど必要ないとのこと!
地域を盛り上げるための「地元プロジェクト」なども有志のプロジェクトから生まれています!
組織の構成もユニークです。なんと正社員の平均年齢は34.9歳と、ビールメーカーとしては異例の若さです。同業他社に比べて8歳から10歳ほど若い水準とのこと!
地方に魅力的な働く場をつくり、その地で自分らしく生きていく若者が増えること、それこそがまさに「地方創生」ではないでしょうか。サンプロもそんな姿を目標にしており、信州に貢献されているヤッホーブルーイングさんを尊敬いたします。
ヤッホーブルーイングの製品ラインナップを眺めていると、その個性豊かなネーミングやデザインに、思わず「おっ」と手が止まります。一つの製品が生まれるまでの、「開発のヒミツ」を伺いました。
ヤッホーブルーイングさんでは、市場調査を基に需要を探り、徹底的にペルソナ(ターゲット像)を絞り込み製品開発を行っていきます。どんな名前を好み、どんなデザインなら手に取るかアイデアを出していきます。
例えば、青い缶が印象的な「水曜日のネコ」。これは「ビールは苦くて苦手」と感じている女性をペルソナに開発されました。
■水曜日のネコ
ベルギー発祥のベルジャンホワイトエール。スパイスにオレンジピールとコリアンダーシードを使用しているため、爽やかな香りと甘酸っぱい味わいが楽しめます。苦みがとても弱く、原材料の小麦によりやわらかな口当たりに仕上がっているため、普段ビールを飲まない方にもおすすめのビールです。(公式HPより)
ちなみに、この「水曜日のネコ」には、フルーツとチーズのカプレーゼを合わせるのが、めんぴん流楽しみ方だそうです!(爽やか系のビールなので、爽やかなお料理を合わせると◎とのこと)
また、最近話題の低アルコールビール「正気のサタン」にも、驚きのヒミツがありました。「酔わずに心を満たしたい」という平日の夜のニーズに応えるために生まれた、この製品。
■正気のサタン
アルコール度数 0.7%の微アルIPA。プルタブを開けた瞬間、柑橘系アロマホップと酵母が織りなすシトラスやトロピカルフルーツを思わせるフレッシュな香りが立ち上がります。
※本製品はアルコールを含みます。20歳未満の方、妊娠中や授乳期の方、自動車等運転される方は飲用をおやめください。(公式HPより)
一度聞いたら忘れられないネーミング「正気のサタン」。カッコよさとくすっとさせるセンスの良さがあり、すごく興味が沸くネーミングです。実はこの名前、プロジェクトメンバーで900案以上も出した中から選ばれたそうです!まさに正気の沙汰じゃない数。(笑)
クラシック好きには刺さりそうなネーミング! 900案はこちらのページから見ることが出来ます。
一つの製品が完成するまでには、市場調査から数えると1年半から2年もの歳月を費やすこともあります。妥協せず、自分たちが「一番いい」と思えるものだけを届ける。そのこだわりが、私たちの喉と心を潤してくれるのです🍺
ヤッホーブルーイングさんでは最近、自らを単なるビールの製造メーカーではなく、ビールを中心とした「エンターテインメント事業者」と新しく定義し、掲げられています!製品だけでなく、膨らませた先にあるユーモアや遊び心を通じて、生活者に幸せを届けていくためです。
単に「飲み物」を売るという枠を超え、世の中にワクワクする体験を届ける―
それを体現するかのようなプロジェクトが、北海道日本ハムファイターズの新拠点「エスコンフィールドHOKKAIDO」内にありました!
通常の球場であれば、センターのバックスクリーン裏などは立ち入り禁止だったり、大きなモニターがあるだけの場所ですが、そこにブルワリー(ビール醸造所)を造られたそうです。
現在は大阪府泉佐野市に、新たな拠点となる「体験型ブルワリー」の準備を進めています。 ここは単なる製造工場ではなく、いつでもファンが訪れることができ、工場見学やビールを楽しめる、「クラフトビールにまつわる楽しいこと」を詰め込んだ施設になる予定だそうです。
最初にご紹介するのは、軽井沢をクラフトビールの街にしようという強い意志を込めて展開している「軽井沢ビール クラフトザウルス ペールエール」。
お酒を飲む層が減っている現代、つまり「ビール氷河期」に誕生したクラフトザウルスです。マンモスに似たクラフトザウルスは、そんな氷河期をぶち壊し、この地からクラフトビールの面白さを広めていくという決意が込められているのです。
味わいは、創業者の星野代表がかつて海外で衝撃を受けたものと同じ「ペールエール」。一般的なラガービールとは異なり、柑橘系の華やかな香りと、蜜や黄金を思わせる深みのある色、そして豊かなコクが特徴です。
最大の特徴は、徹底した「地元愛」です。軽井沢の文化を醸成するため、店頭販売は軽井沢エリア(軽井沢町、御代田町、長野原町)のみに限定されています。食事との相性も抜群で、特に鶏の照り焼きなど濃い味の肉料理と合わせるのが、めんぴん流おすすめの楽しみ方!
■有頂天エイリアンズ
2つめのオススメは、セブン-イレブンとの共同開発により、発売からわずか3か月で110万本を突破した大ヒット作「有頂天エイリアンズ」。
このビールのコンセプトは「自由時間をぶち上げる」。日々のタスクを終えた後の「一人時間」を最高に充実させるために開発されました。ビアスタイルは世界的に人気の「Hazy IPA(ヘイジーIPA)」。その名の通り、グラスに注ぐと向こう側が透けないほど濁っているのが特徴です。
そして体験していただきたいのが、香り。なんと、一般的なラガービールと比較してホップ由来の香気成分が約11倍も含まれているそうで、蜜のような濃厚な香りがしました。一口飲めば、パイナップルやマンゴーを思わせるトロピカルな香りが口いっぱいに広がり、苦味は控えめでシルキーな口当たりを楽しむことができます。
SNSでは「約350円でHazy IPAが飲める!このクオリティはコスパ最強」と話題になりました。自分へのちょっとしたご褒美として、甘いスイーツとこの芳醇なビールを合わせる……そんな新しいビールの楽しみ方を提案してくれる一缶です。
ソース系の食事に合わせるのがオススメ!たこ焼きやお好み焼き、ソースカツなどに合わせて見てください💛
ヤッホーブルーイングさんの魅力は、美味しい唯一無二のビールはもちろんのこと、人を本気で幸せにしたいからこそ思いつく、遊び心溢れるユーモアのセンスです。美味しいビールをただの製品で終わらせず、ワクワクするような体験にまで昇華させ、自らを「エンターテインメント事業者」と定義する姿勢は、お話を伺っていてとてもワクワクしました。日常の食を通じて、こうしたエンターテインメントを味わえるのは本当に幸せなものです。
また、そんな素敵な会社に惹かれ、社員の8割以上が県外から移住して集まっているというお話も、信州の企業としてとても喜ばしく、心強いことでした。これからもヤッホーブルーイングさんの躍進を楽しみに、今日を彩る自分だけの一杯を選びに行きたいと思います。🍺
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