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第2座 唐松岳 ~登山指数はA

2020.11.11

9月に日帰りで唐松岳へ山行しました。
唐松岳は標高2,695mで北安曇野郡白馬村と富山県黒部市にまたがり、北アルプスの後立山連峰に属するきれいな三角形の山です。

てんきとくらす」というお天気情報サイトをご存知でしょうか。
てんきとくらすサイトでは山や高原などレジャースポットのお天気を超ピンポイントで確認することができます。特に山については標高別に気温や風速などから計算した「登山指数」をA~Cで表示してくれるので、山行計画をするのにも、リアルタイムでも参考になります。

ただ、「山の天気は変わりやすい」
これはどれだけ天気予報をチェックしていたとしても心に刻んでおくようにしましょう。

ここで唐松岳のアクセス情報です。
唐松岳は後立山連峰の中央付近にあるので、登頂ルートは様々です。
黒部市方面からの登山ルートや、南に位置する五龍岳や鹿島槍からの縦走ルート、北に位置する白馬三山方面からの縦走ルートなど、東西南北に登山道が伸びるなか、今回は最もメジャーで登りやすい白馬八方尾根スキー場方面からのゴンドラ利用の日帰りルートからの山行です。(南北の縦走ルートはそれぞれ難易度が高いなかなかの中~上級者向けです。)
※白馬八方尾根スキー場のリフト・ゴンドラの夏季営業は10月で運転終了しています。


(山と渓谷HPより抜粋)

さて、登山日予報は晴れ/くもり予報。てんきとくらすによる登山指数はA。
雨の心配はなさそうでしたが「雨具は必須アイテム」です。天気予報が晴れでも日帰りでも標高が低くても雨具は必ず持参しましょう。

八方尾根スキー場から八方アルペンライン(ゴンドラとリフト)を乗り継いで、標高1,830mの八方池山荘から登山を開始します。

黒菱平からの景色は素敵で、白馬三山が美しい風景。
「ここが今日イチの景色だったりして~」なんて言いながら登山開始。

はい、さっそくくもりました。そして登山開始1時間もしないうちに地味に濡れる小雨に打たれ始め、雨具をザックから引っ張り出すハイカーが続出。雨はおさまりそうにないので我々も雨具を引っ張り出して装備。
登山の雨具とは水分を通しにくい撥水性の高いジャケット(とズボン)を着て、荷物が濡れないようにザックにもカバーをかけます。他にも状況により足元の泥除け(ゲイター)や手袋などもありますが、最低限必要なのはジャケット・ズボン・ザックカバーです。

ほぼ見えませんが八方池に到着しました。そしてほぼ見えないのでスルーして先へ進みました。

その後も雨具を脱ぐタイミングはなく山頂を目指します。
天候により引き返すこともありますが、体力消耗に影響したり続行不能な大雨暴風でもない、ただただ視界が悪くしっとり濡れるばかりの地味~な小雨だったのでそのまま山行続行しました。

「山の天気は変わりやすいので、逆に、もしかしたら、山頂は晴れるかもしれない!」という希望も何回か雨の登山を経験すれば希薄になり、「はいはい、今日はこういう感じ(雨曇り)ですね…」というモードにスイッチが入ります。
山に過剰なポジティブシンキングや期待は持ち込まないようにしています。いつでも「晴れたらラッキー」くらいでちょうどいいです。

雨に打たれながらの山行は言葉も少なく、写真も少なく、足元に気をつけながら、たいした休憩も楽しめず、もくもくと進むのでやたらと早く山頂につきました。

山頂は山頂とてガスりまくりの眺望ゼロ世界。
途中で引き返しても良かったようなものですが、それでもなぜ山頂を目指したくなるのか不思議です。そして山頂に着くと使命を果たしたような、ホッとした気持ちになります。(もう帰ってもいいんだ…という安堵感かもしれません。←なぜ来た)

楽しく食べるはずだった昼ご飯を小雨強風の中立ち食いで、もそもそ食べる我々の背後でパトロールの人の無線の会話が聞こえてきました。

パトロールの人
「唐松山頂です~」
「はい、はい、いや~ガスってますよ」
「山頂には人はそこそこいますけど~」
「いやー、登山指数はAだったんですけどね~」

はいそうなんですよ。

天気予報は晴れ。てんきとくらすの登山指数はA。でも実際は小雨強風。
天気予報やてんきとくらすに文句があるわけではなく、山はこういうことが当たり前に起きます。
なので過剰な楽観視は危険であり、雨具や防寒の装備は怠ってはいけないということです。

ということを力強く再確認して下山しました。

雨の日に滑りやすいNo.1は木道だと思います。(ワタクシ調べ)
案の定しっとりと濡れた木道でつるりといきました。
登山靴のビブラムソール(滑り止め)がそろそろ変え時かもしれません。
靴のメンテナンスもお忘れなく。

ここまで残念な山行にしか思えない内容ですが、雨の日は雨の日なりに良い風景も見れます。

くもりの日は雷鳥出現率がアップします!

雨具をまとったカラフルな登山者たち

マイナスイオンむんむんの山道

最後に、下界は晴れていました。

そんな日もあります。
アイスクリームを食べて晴れの街に帰りました。