リフトで気軽に登れる山。絶景が続く登山ルートは、息を呑むほどの美しさ。
photo : 第3ケルン付近より八方池と白馬三山を望む
当たり前のようで 当たり前ではない
長野で暮らすからかなうこと
季節の移ろいを 間近に感じられる
山と自然と 隣り合わせの暮らし
週の中ごろ 雨だと思っていた
週末の天気が ふと晴れに変わった
週末は お天気を味方につけて
季節の贈り物を探しに 山へ出掛けてみようじゃないか
のんびりなのに 大忙しのへんてこな日々の
はじまり はじまり
八方尾根散策DATA
難易度 ★☆☆☆☆ 歩行時間 2時間半 歩行距離 3.4km 標高差 230m ベストシーズン 高山植物が咲き乱れる7月~8月・リフト乗車中もたくさんの花が見られ心弾む 見られる植物 コバイケイソウ・ミヤマアズマギク・イワカガミ・イワシモツケ・ムシトリスミレ・ユキワリソウ など
オススメ散策コース
AM8:45 リフト乗り場
標高773メートルにある八方駅よりリフトへ乗車。合計3つのリフトを乗り継いで標高1820メートルの登山口へ向う。まずは一つ目の駅、標高1400メートルうさぎ平へ。高山病が不安!という方はこのあたりで30分ほどかけてゆっくり準備運動するのがオススメ。少しずつ体を高所に馴らしていこう。
AM9:20 鎌池・最終リフト
二つ目の駅、標高1680メートル付近には鎌池湿原と遊歩道があり湿原の上を散策できるようになっている。6月は水芭蕉、6・7月にはイワイチョウ・ワタスゲなど季節ごとに様々な植物が観察可能だ。水の中の生き物にも注目したい。気づけば体も高山仕様に。最後のリフトへ乗って八方池山荘のある登山口へ。
AM9:30 木道コースへ
最後のリフトを降りたら念のため最終リフトの時間をチェックしていよいよ出発!尾根に上ると出てくる二手の道はいずれ合流するが、今回は比較的歩きやすい左の木道コースへ。天候が良ければ白馬三山の眺望抜群の右手稜線コースも良いだろう。どちらも八方池まで歩行時間約1時間半だ。
AM10:10 休憩スポット
左手に鹿島槍ヶ岳・五竜岳の展望を楽しみながら、なだらかな木道を進むと第2ケルンに到着。ここで先に二手に分かれた道が合流。(登山道唯一のお手洗いあり)ここから八方ケルンまでは石が散らばるガレ場がつづく。焦る気持ちを抑え、足元に注意しながら先に進もう。
AM10:50 八方池
八方ケルンから登り切れば右下に見えるのが八方池だ。天候に恵まれた日、池の南側のほとりから池を覗くと、雄大な白馬三山が映し出される。徒歩約90分でたどり着いたとは思えないほどの大絶景だ。ランチタイムとお昼寝・ティータイムと存分に山を満喫したら、頃合いをみて下山しよう。
AM11:10 下山・チーズ作り
下りは歩行時間約1時間。余裕をもって下りの最終リフト時間の2時間前には下山しよう。夏・秋シーズンはうさぎ平の牧場でバターづくりやチーズ作りが体験できる。もちろんうさぎやウシ、ヒツジなどの動物とも触れ合うことも出来る。いずれも時間が決まっているので事前にチェックして参加しよう。
まとめ
標高770mの山麓から1,830mの八方池山荘へ、白馬の町と白馬三山を眺めながらリフトで空中散歩。標高差1,060mを一気に登れるのでハイク開始からアルプスの風景を楽しむことができます。白馬三山を満喫できる八方池までのコースは行動標高差230m程度と老若男女問わず人気です。
□ 白馬八方尾根スキー場エリア駐車場
安曇野ICより:R310→R306→R147→R148→駐車場(全約52km)
駐車場:八方尾根スキー場周辺に多数あり
リフト乗車駅:八方駅□ 黒菱第3ペアリフト駐車場
安曇野ICより:R310→R306→R147→R148→黒菱第3ペアリフト方面→駐車場(全約60.7km)
駐車場:白馬村北城黒菱4487-12
リフト乗車駅:黒菱第3ペアリフト乗り場□ 立ち寄り湯 ▶︎ 倉下の湯
住 所:長野県北安曇郡白馬村北城9549-8
受付時間:10:00~22:00(最終入館受付 21:30)